So-net無料ブログ作成

父の治療3 [雑記]

 ああ……、またも、とっても久しぶりの更新になってしまいました。
 いつものぞいてくださってる皆様、なかなか代わり映えのしないサイトですみません。

 で、突然ですが……。
 
 残念ながら7月に私の父が亡くなりました。
 81歳の生涯でした。
 最期はホスピスで過ごし、静かに旅立っていきました。

 アロマセラピーやハーブやレヨコンプ、そして靴下の重ねばきなどなど、父の病気が少しでもラクになればと、一応、あれこれ試してみました。
 しかし、認知症の父には理解してもらえなかったり、説明しても忘れられたりで、継続して使うということがなかなか難しい現実がありました。
 つきっきりで父の傍にいることができれば別だったでしょうが、私にはフルタイムの仕事があり、また、父と同居の家族への気兼ねもありましたし、なかなか思う通りにことが運ばないことが多くありました。

 それでも、セラピーや介護の知識が何もなかった母の闘病時と比べると、もしかしたら、ほんの少しは私も何かの役に立っていたのかもしれません。
 私自身のことで言えば、父の症状にオロオロすることなく、冷静に対処できてる自分がいて、母の時と明らかに違う、ちょっとたくましくなった自分を感じることができました。
 
 父はある時期から急激に認知症も進んでしまい、普通の会話もままならなくなっていき、表情も乏しくなっていきました。
 同時に、末期がんの症状も顕著になり、頻尿と血尿、そして痛みも父を襲うようになっていきました。
 函館のクリニックへは、当初はがんを治すつもりで通っていたのですが、認知症の進行と共に通う意味が理解できなくなり、がんの治癒経過はなかなか良好だったのですが、体力や気力面でも大変ということで、途中で通院をやめてしまいました。

 認知症の症状が進んでからの父は、夜間、ほとんど寝ずに徘徊するようになってしまい、同居の家族を大変困らせていました。
 父の場合、夕方あたりから仕事モードにスイッチが入り、眠たげな昼の様子とは別人のように目をランランとさせながら「帳簿はどこだ?」とか「お得意さんに連絡しなきゃならん」だの「部品はまだ届かないのか!?」などなど、家中をせわしなく歩き回ったり物探しをしていたようです。
 そして、そんな父に少しでも逆らおうものならすごい剣幕で怒り出すという有様でしたので、同居の家族も疲労困憊し、家ではもうどうにも対処できないということで、認知症専門の病院へ入院となりました。
 
 が、病院へ入院後の父は、本当に本当にかわいそうでした。

 そこは殺風景で無機質な雰囲気で、そんな中にポツンと独り、父が何時間も放置されてる場面も少なくなく、なんとかして父を早くそこから出してあげたいとあちこち奔走してはみたものの、夜間に徘徊をする認知症患者というだけでも敬遠される要因なのに、加えて末期のがんも抱えてるとあって、良い返事をくださる施設がなかなかありませんでした。
 そうこうしている内に、誰の目から見てもわかるほどに父の病状はどんどん加速しながら悪化していき、担当医からも「いつどうなってもおかしくない状態です」と言われ、「ここでこのまま死なせるわけにはいかない!」と、私も毎日、気が気ではありませんでした。

 そんな中、やっと、「どうぞ」とお返事をくださったホスピスがあり、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした!
 末期の患者はホスピスへ……と、多くの方が単純にそう思うかもしれないのですが(私も今回の件までそう思っていたのですが)、ホスピス病棟というのは受け入れ人数もわずかで、その病棟数もごく限られていますから、入りたくてもなかなかは入れないのが現状なのです。
 父を受け入れてくださったホスピスも、実は空き部屋がなかったらしいのですが、「正規の病室ではないのですが、緊急用に確保している部屋でよければ」ということで、受け入れてくださいました。

 父がホスピスへ移ってからは、家族全員、心からホッとしました。
 ホスピスへ移る頃の父は、もう自力で立ち上がる体力もなくなり、会話も非常にチグハグなものになっていたのですが、ホスピスでのなごやかな雰囲気と手厚い看護は、父にも伝わっていたのではないかなと思います。
 ホスピスに移ってから、父はお茶会に出席したり、孫のキーボード演奏や大好きな音楽を楽しむ機会もありました。
 朗らかな看護師さんや医師達も、しょっちゅう父の様子を見に来てコミュニケーションをとってくださり、その様子に私達家族も癒されていました。

 そうして、父はホスピスへ移ってから11日目……、安らかに光の世界へと旅立って行ったのでした。

 身体の治療のみならず、ホスピスのように心のケアも大切に考えてくれる病院が、もっともっと世の中に増えるといいですね。
 病院のみならず、様々な施設、学校、職場、地域、はたまた家庭でも、お互いの心を常に大切に優しく思いやることができたら、どんなに素敵でしょう……。

 今回の父の死も、確かに非常に悲しくさびしいことではありますが、とても貴重な経験と勉強をさせていただいたなという気がしています。
 同時に、今回のことで心にぽっかり穴が空いた……というより、なぜか、心の中にふんわりとした暖かな光が灯ったような、そんな感覚があるのです。

 とにもかくにも、さあて、心機一転です!
 この先、ますます私らしく、精一杯、生きていこうと思います!

 今までも、そして今、この瞬間もありがとう、お父さん!
 お母さんには会えましたか?
 そこからきっと見えてるでしょう?
 この通り、私は今日も元気です!(*^▽^*)
コメント(2) 

コメント 2

ふぐみ

エミ先生、こんばんは。
ねこねこ幻想曲からずっとファンで、風のたよりでアロマテピストされていることは、聞いたことがありました。
おとうさまのこと、とてもつらいこともあったかと思います。
またホームページ遊びきますね。突然失礼しました。
by ふぐみ (2019-01-13 01:45) 

Emi

♡ ふぐみさんへ ♡

(๑・̑◡・̑๑)はじめまして!
コメントありがとうございます。
それから、私の名前と作品をずっと覚えていてくださって、本当にありがとうございます。
父のことも悲しいことではありますが、亡くしてみて初めてわかることもたくさんあるんだなと、しみじみ感動もしています。

なかなか更新できないホームページですが(⌒-⌒; )、気が向きましたら、またいらしてくださいね。

by Emi (2019-01-15 11:05) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。